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事務局通信6

こんにちは,事務局の者です。

イギリスの国民投票についての第2弾です。

今回の国民投票の大きな争点の1つに,移民・難民問題がありました。

離脱を支持していた人たちは,移民が増えることによって,職を奪われたり,医療や教育といった公的サービスの財源が圧迫されたりすることを,懸念していたようです。

ただ,私が6年間住んで感じたイギリス最大の魅力は,何と言ってもその国際性であり,多様性でした。

多くの移民を受け入れてきたことが,多様性を生み,それに向き合い受け入れてきた社会に,魅力を感じていました。

娘たちが通っていた学校にも,多くの国々から生徒が来ていました。

様々な価値観や宗教を互いに認め合う,そんな環境で過ごせたことは,とても貴重な経験であったと感じています。

学校の宗教の授業では,イギリス人の多くが信仰しているキリスト教だけでなく,イスラム教・仏教・シーク教・ヒンドゥー教などついても,偏りなく学ばれていました。

特に印象に残っているのは,「偏見」という宗教の授業です。

偏見によって引き起こされた,多くの悲惨な戦争や虐殺について,1年かけて学ぶものでした。

時には,アウシュビッツ収容所で生き残り,イギリスに移住した人や,コソボ紛争で難民としてイギリスに来た人などを学校に招待し,話を直に聞く機会もありました。

国際紛争や平和について真剣に考える機会があったのも,今までイギリスが移民や難民を多く受け入れてきたからに違いありません。

EUを離脱することによって,移民・難民政策も制限する方向へと変わってしまうかもしれませんが,そうしたことでイギリスの魅力が失われることのないよう,切に願っています。(事務局)

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