こんにちは,事務局の者です。
先日,弊所弁護士が担当した裁判員裁判がありました。
私自身は,今まで裁判員に選ばれたことはありませんが,もし選ばれて人を裁かなければならなくなったら,と考えることがあります。
残虐な事件がテレビや新聞等で報道されると,最高刑にすべき,などと第三者の立場で軽々しく考えてしまいますが,いざ裁く側の立場になったら,その責任の重さにたじろいでしまいそうな気がします。
裁判員制度が導入されてから9年余り。
国民の多様な意見を反映させることができる制度であるのはもちろんですが,それ以上に,人はどのようにして裁かれるのか,ということを一般市民が経験できる貴重な機会だと思います。
裁判員として審理に関わり,被害者や加害者の人生がかかっている判断を下すことは,それまでの価値観を変えてしまうほどの衝撃になるかもしれません。
参加を辞退する候補者が年々増えているようですが,裁判に参加することにより,社会の一員としての責任感や,様々な物事に対する問題意識など,考えを深めるきっかけにもなると思うので,この制度がもっとポジティブに捉えられるようになっていくといいのに,と思っています。(事務局)
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